部分免荷トレッドミル歩行練習(Body weight supported treadmill training)に使用します。
脳卒中ガイドライン2004ではグレードC1(行うことを考慮してもよいが十分な科学的な根拠がない)から2009ではグレードB(行うように勧められる)と変更され、その効果が報告されています。
運動器系疾患(腰痛、頚部痛、骨折後のリハビリ治療等)、中枢系疾患(片麻痺等)に対する治療に利用します。身体部位を懸垂し重力の影響を軽減した上で振り子運動ができる点が特徴です。
スリングを利用した関節運動の促通:目的とする関節以外に痙性麻痺パターンが出現し運動を円滑に行えないようなら、目的外の関節をスプリントなどで固定すると、目的となる関節の運動に集中できるようになる。また相対的に収縮と弛緩の活動パターンを得るようになります。